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やっぱり恋はイイ!脳内物質がもたらす快感体験!
この快感!この幸福感は、いったいどこからくるの?
あの「ドキドキ」も「顔があかくなっちゃう」のも、み〜んな脳の指令。
「気持ちイイ」も「感動する!」も、 脳内で生成される「快感物質」のせいなのです。
多くの人は恋をした時、胸がドキドキした経験を持っています。
あるいは恋人といるときや、恋人のことを思うとき
あふれるような幸福感にみたされた経験があるとおもいます。
これらの心の活動も恋愛の特徴ですが、
この「心の動き」とは「脳内に分泌する成分」
であることがわかってきています。
では、人が恋したとき、
脳の中ではどんなことがおきているのでしょう。
まず、第1段階
■恋に墜ちる=
この時、脳内では「ノルアドレナリン」が活発に動いています。
「ノルアドレナリン」とは覚醒や興奮に大きく関係している
神経伝達物質で、交感神経を活性化させ、
心拍数や血圧を高めるといった変化をひきおこします。
また「不安」や「恐怖」とも大きなかかわりがあり
「恋をしたときの胸のドキドキ・ハラハラ」もこのせいです。
この「ノルアドレナリン」が出過ぎると、
「あがったとき」と同じような状態になることもあり、
「好きな人の前だとなにもしゃべれない。
顔や耳たぶが赤くなって恥ずかしい」
となることもあります。
つぎに第2段階
■恋愛中=
恋人と会おうとする時、脳内には快感物質
「ドーパミン」が分泌されます。
快感や性欲を増進させるホルモンで
しかも、幻覚作用のあるいけないクスリ(覚せい剤)などの
分子構造ととてもよく似ています。
「食欲」や「意欲」=おしなべて「欲」と関わりが深い気がします。
さらに、恋人と会っている時、βーエンドルフィンや
フェニルエチルアミン(恋愛ホルモン)が脳内に分泌しています。
βーエンドルフィンにはモルヒネの6倍以上の作用があるといわれています。
恋愛中は、こういった脳内麻薬のおかげで
すばらしい快感を味わうことがあるわけです。
逆に、恋人と離れたときに感じるつらさは、
いわば「禁断症状」なのです。
そして第3段階
■愛の持続(安定)期=
脳内には「セロトニン」という物質が分泌されます。
これは幸福感の安定に関係があり、夫婦や親子、
家族の愛情にも大きく関わっています。
幼い時期に親と隔離されて飼育されたサルは
セロトニンの分泌量が少ないので、
自分の子も育てないのだそうです。
いかがでしょう、恋愛中、脳の中でなにが起こっているか。
こんな体験ができるのも「恋愛」ならでは。
たとえ恋でつらい思いがあったとしても
恋をしなければ、味わうことのできない「快感」があるはずです。
「つらいこともあるけど、なにもないより、よっぽどいいんだ」
これは、わたしの友人のセリフですが…。
さらにもうひとつ、イルポスチーノの映画のセリフ。
「私は恋をしました」
「それは結構だ。治せる」
「治すなんてとんでもない。治りたくない。
私は恋をしたんです」
病気なのに、治りたくない…もはや、「痛み」すら「快感」の境地でしょうか。