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経済学で見る恋愛

恋愛は不景気を救う?

 「恋愛は不景気を救う」と言う方々がいます。
前のコーナー恋愛なしで市場は滅ぶ?で登場する森永卓郎先生もそのうちのおひとりです。
 しかしながら、ふつう…つまり結婚前の若い男女、
あるいは思春期や青春期の男女…
そんな若い人たちの恋愛だけでは、おそらく不景気は救えないと
誰もが思うわけです。

 ここで、森永先生の言をもういちど思い起こします。

「人が一生、つねに恋愛し続けることができる社会こそ、
日本人にゆとりある暮らしを作り」

 つまり、一生、すなわり結婚後も恋愛しつづけなさいよ
ということなわけですが、
これは「不倫」をどんどんしなさいよ、
ということなわけでしょうか。

 もちろん、結婚後も配偶者同士で一緒に暮らしながら
何度も何度も恋をする、ということもあるでしょう。

 しかし、先生は

「誰もが複数の恋人を持つことを可能にする環境が、21世紀の日本経済を救う」

 とも書いているわけですから、これはやっぱり

「不倫が日本の経済を救う」

と理解してしまうわけです。

 こういう説に対して、「けしからん」という方ももちろんおられるでしょう。
それはおおむね、次の2つの理由からだと思います。

●不倫という行為自体をすすめるとはなんたることか。
●恋愛という純粋な行為を経済という不純な行為と一緒にするな。

 ここでは、この1番目の理由はちょっと棚に上げます。
2番目の理由に対してですが、この考え方は恋愛を
ある意味で「神聖視」しているから出てくるとおもうわけです。

 しかし、恋愛は「子孫を残そうとする行為」として神聖かもしれませんが
結局のところ、「自己愛」であり「欲望」であるわけです。
(※このへんの詳細は別のコーナーでごらんください)
 現実の恋愛現場では「打算」もあり「計算」もあり
「ブラフ」にあり「ギャンブル」もあり。
…とても神聖とはいえなかったりします。

 そう考えれば「恋愛が不景気を救う」は
今、はじまった話ではなく、古く昔からあるロジックかもしれません。

 ただ、ひとついえることは
人々が恋愛を楽しめる世界というのは
おそらく平和な世界なはずです。
戦争や略奪が支配する場所では恋愛も不倫もないでしょう。

 「不倫が日本の経済を救う」

 と大声で論じることのできる日本は
とても平和なのだと思います。