恋愛救助隊

　恋愛のテクニックやマニュアルばかりを
勉強している男性はイヤだという人がいます。
　「恋愛技術ばかりがあって、中身がない男なんじゃないか」
というわけです。

　しかしながら
「恋愛技術のない男は、みんな中身のある男」
かというと、そうではありません。

　私は、時として「恋愛テクニック」を否定したり、
その裏側のロジックを明かしたりしています。

　けれど、私は恋愛テクニックのすべてを否定するわけではありません。
巷にある「恋愛テクニック」の多くは、
「人としての普通のエチケット」だったり「気配りだったり」します。
　そのへんは、恋愛関係以前に、本当は「人」として大切なことです。

　逆に言えば、「恋愛テクニック」以前に
「人としてのエチケット」に欠ける人が多いということなのでしょう。

　レストランで、相手の都合や好みも考慮せずに
かってにオーダーをしきる人。

　粗暴なそぶりが意志の強さだと思い込んでいる人。

　目の前にいる人をほったらかしにして、
携帯メールや電話に没頭する人。

　このようなマナーのない人は、ある意味で
「テクニック至上主義」の人よりも性質（たち）が悪いと思います。

　技術を知ろうとする人には、
動機（不純な場合もあるでしょう）がどうであれ
「自分を変えよう」という意欲があるわけで、
それはそれで評価できると思います。

　勉強しはじめてからの方向付けがよければ
「本当にイイ男」に変身する可能性もあるのです。

　今、あなたは、あなたの彼氏が
　「どこかの恋愛本を読んで、参考にしているらしい」
と感じているとしましょう。
彼氏は
　「もっとたくさんの女性にモテるために勉強をはじめた」
のかもしれません。
　でも、それが度を過ぎていないのならば
　「わたしのことをもっと理解するために勉強をはじめたんだ」
くらいに考えてあげましょう。

　本当にモテる(技術）男は、
テクニックを使っていることすら女性に気づかせません。

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