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恋の名言セラピー

「治すなんてとんでもない。治りたくない」

 イタリア映画で「イル・ポスティーノ」という名作(1995年)があります。
イタリアのナポリに浮かぶ美しい島での物語。
その中のセリフのやりとりです。

 島の貧しい漁民の息子であるマリオは、
ある日島の居酒屋の娘ベアトリーチェに恋をします。

そのことを、母国チリを国外追放された世界的詩人
パブロ・ネルーダに相談にいきました。

マリオ 「パブロさん、こんにちは! あなたと話したいことがあるんですパブロさん!」
パブロ 「とても重要なことのようだな、馬のように息が荒い!」
マリオ 「すごく重要です、パブロさん! 恋をしたんです!」
パブロ 「いいじゃないか! そんなに重症ではない、治療法はあるよ!」
マリオ 「いえいえ! 治療なんてとんでもない、パブロさん! 治療は要りません、
    病のままでいたいんです! 私はもう恋して恋して…」

 実は、このセリフのことは、すでに
「病気なんだからイロイロ不具合が起こって当然!」
のページでも書いてあります。

 そのページでは以下のように記しました。

 「私は恋をしました」
 「それは結構だ。治せる」
 「治すなんてとんでもない。治りたくない。
 私は恋をしたんです」

 ここで項をあらためて詳しく書いて見ました。
こちらのほうが言語のイタリア語に忠実かと思われます。

 マリオの恋物語、そして母国を追われた詩人との交流が
とても美しい島の景色の中で繰り広げられます。
その景色をながめるだけでもセラピーかもしれません。

 さて、「イル・ポスティーノ」に出てくるかのセリフですが
韓流映画にも出てきます。
 「永遠の片想い」という映画の中で、チャ・テヒョン、イ・ウンジュ、
ソン・イェジンの3人が映画を観にいきます。
そこで上映されているのが「イル。ポスティーノ」なのです。
それだけの名作なのですね。

 ところで、「永遠の片思い」の中では、
もともとイタリア語であるイル・ポスティーノのセリフは
以下のような字幕になっていました。

 「恋をして心がとても痛いんです。でも、この痛みを持ちつづけていたいんです」

 ん〜、どなたの訳かは存じませんが
この訳文もなかなか味わいがあります。


 あと、イル・ポスティーノにはつぎのような名セリフもありました。

「君の微笑みは押し寄せる銀の波だ」

 病気をおしてマリオ役を演じた俳優・マッシモ・トロイージが
撮影の半日後に亡くなったエピソードも有名です。

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