恋愛救助隊

　恋の苦しみから楽になる方法…「アウトプット(出力」して楽になるのと反対に
「インプット(入力）」して楽になる方法があります。
　たとえば本を読むとか映画を見るなどの方法ですが、
ここでは、そういった、「インプット(入力）」して楽になる
方法ついてご説明します。

　本当にツラい恋に苦しんでいる時でした。
わたしは、手当たりしだいに「小説」や「哲学書」を机に積んだことがあります。
　とてもキツい恋愛に右往左往している時でした。
わたしは、手当たりしだいに「恋愛本」を読みふけりました。

　おかげで、わたしはとても楽になりました。

　なぜ、楽になったのでしょう。

　それは、その時のわたしの不条理な状況を理解するための
あたらしい「価値観」を手に入れたからでした。

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　「苦しみの原因」はさまざまですが、そのひとつは
つぎのようなメカニズムだと考えられます。

　まず、あなたにはあなたなりの「世界観」があります。
あなたの中には、世界の枠組みがあり、あなた自身の居場所や形
あるいは家族や他人との関係、正しいことや間違っていること
…それらが、その「枠組み」のなかに収められています。

　ある日、あなたは恋をしました。
しかも、とてもスペシャルな恋でした。
その恋は、あなたがこれまで持ってきた「枠組み」に収まらなかったのです。
そこで、あなたの心は戸惑い、悩み、苦しみます。

　こんな時、自分で自分の「これまでの枠組み」を
分解するのはとても困難な作業です。
そこで、本や映画の助けを借りるのです。

　本や映画は一種の「情報」ですが、そこには
既知（すでに知っている）の情報と、未知（まだ知らない）の情報があります。
すでに知っている情報は、すぐに理解でき、
すぐに楽しく笑えるかもしれません。
でも、それは「気分転換」にはなっても、「枠組みの再構築」には役立ちません。

　ちょっと、難しそうな本を読んでください。
　ちょっと、大人の映画を見てください。
　あなたが、今まで手にしたことのない本を手にしてください。

　最初はとっつきにくかったり、ちょっとした反発もあるかもしれません。
でも、そこが大切です。
あなたにとって未知の「世界観」がそこにあるからです。

　あたらしい世界観を得たあなたは、きっと容易に
自分のなかの「枠組み」を変更できるでしょう。
今まで収まりきらなかった「恋」が、すっぽり収まることもあるんです。