恋愛救助隊

　恋愛の苦しさの原因は「脳内物質」
それでは、その脳内物質を自在にコントロールできれば…

　脳の中をコントロールするわけですから
まず、いちど脳をリラックスさせなくてはいけません。
そこで、脳へのインプットを減らします。

　具体的には、身体を緊張せずに横たえる場所に
身を預けましょう。ソファーなどでもいいです。
なれれば、電車の椅子などでもできるようになりますが
最初はゆったりしたところがよいでしょう。

　また、皮膚から脳へのインプットを減らします。
これは、温度を適温にする。肌触りのいやな感触の衣類を避ける。
腰やクビなどを締め付ける衣類を避けるなどです。

　耳や目からのインプットも減らします。
これは、騒音の環境を避ける。直射日光を避ける。目をつむるなどです。

　つまり、「くつろげる服装で、静かな場所で、ゆったりできる姿勢で目をつむる」
わけです。

　準備ができたら呼吸を整えます。
呼吸法もいろんな種類があり、詳しく説明すると
それなりに面倒なのですが、
とりあえず、「ゆっくり深く呼吸する」ようにしてください。
「深呼吸」することに力んではいけません。
あくまでも、「ゆっくり深く、ちからをいれず」にです。

　呼吸が落ち着いたら、意識を右腕（左利きの方は左腕）にむけます。
右手がどんな感じかに注意を集中します。
そして、このようにイメージします。

「右手が重たい」

　一回、頭の中で思っただけでは
重たくはなりません。
何回も繰り返しイメージします。

言葉だけのイメージで足りなければ
「腕に砂がのっけられて、動かそうとしても動かない」
とか
「腕だけ重力が１０倍の惑星にあって、どうしても持ち上げられない」
とか
「砂袋が腕に乗っていて、持ち上げられない」
など、ビジュアル的なイメージも思いうかべます。

　充分な感性や想像力のある方なら
何回かトライすれば、必ず「右腕が重たく」感じます。

　感性や想像力がより豊かな方であれば
「持ち上げようとしても、右腕が重たくて持ち上がらない」
くらいの重さを感じられるでしょう。

　この「右手の重さ」を感じ、味わえたらレッスン終了です。
「感じない」からといって力むことはありません。
また、明日やればいいのです。
もちろん、１日に何回やってもかまいません。
とりあえずは、この右手の重力を感じられるようにしてください。

　第１ステップは、まずは、ここまでです。