恋愛救助隊

　郷ひろみが自らの離婚の真相を書き記したのが
「ダディ」という本です。
　でも、その本の発刊は、なんと離婚届を出したその日。

普通ではありえません。どうしてそうなったのか、の秘密とは‥

　郷ひろみという大スターの離婚届と同日に
その離婚秘話の本が出版される。
　まず、不可能‥ありえない話です。

　本が、雑誌や新聞よりも早く情報をリリースするんですから。

　その理由は、こうです。

　ある日、幻冬舍の編集長、見城さんは
郷ひろみさんとゴルフをします。

　そのとき、郷ひろみさんは
プレイをしながら、こうもらします。

「実は、妻から離婚を求められてます。
　自分は離婚したくないのですが
　‥とてもつらいのです」

　幻冬舍の見城氏はこうこたえます。

「今の気持ちを本にしてはどうか。
　出版するしないは別にして
　書き記すことで
　自分の気持ちも整理できるはずだ」

　郷ひろみさんが、その言葉のあと
どう行動したかは、「ダディ」の出版で証明されています。

　郷ひろみさんの場合、離婚というテーマでしたが
「書き記すことで、整理し、その事実を昇華する」
ということは、恋愛でも不倫でも失恋でも使える手段です。

　とうぜん、出版するしない、は関係ありません。

　日記でもメモでも掲示板でもかまいません。

　「出力＝アウトプット」する過程で
さまざまなものが整理・昇華するのです。

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