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苦しみのシナリオをおしつける一人芝居
「私を蹴って」「私をバカと呼んで」
前項、「不幸になりたい! 隠された決心の呪い!」で
マリリン・モンローの分析をしました。
その分析に使ったロジックは「交流分析」という精神分析の考え方で、
アメリカのバーン博士が創案したものです。
「交流分析」によれば、人はみんな自分の人生で「ゲーム」をしています。
そのゲームにはシナリオがあって、
毎回、同じようなエンディングが用意されています。
そして、そのシナリオは…楽しいばかりのものでもないのです。
「今日は帰って欲しい……」
前項【「私を蹴って」「私をバカと呼んで」】では、
「交流分析」によって明らかにされた「ゲームのシナリオ」を一部ご紹介しました。
さて、そんな分析をしなくても、もっとわかりやすい
「シナリオのおしつけ」があります。
ここでは、映画「天井桟敷の人々」を例に出してそれを見てみましょう。
共演者をも巻き込む「一人芝居」
「交流分析」であきらかにされた「ゲーム」は、
とても強力なパワーを持っています。
時に、それは竜巻や大渦潮のように周囲を巻き込み、
ゲームにかかわるすべての人を不幸にすることもあります。