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相手を思うから? 相手が欲しいから?欲が深いほど…
「恋愛は性欲の一形態」だと書きました。
しかし、もちろんそれは「セックス」だけの
実もフタもない「欲望」ではありません。
さまざまな段階や形態の「欲望」があり、
その達成度合いによって、満足感や、逆に苦しさが生じます。
たとえば、今、あなたはお腹がすいています。
これは「そろそろ栄養やエネルギーが不足してきたぞ」
という脳からのサインです。
体を維持する、という目的に限って言えば
「必要なエネルギーと栄養をカプセルで摂取する」
あるいは
「必要なエネルギーと栄養を点滴で摂取する」
でもよいわけです。
しかし、人間は、それでは満足できません。
「今日は、○○レストランの※※コースって気分だわ」
「メインの前には、かならずあの前菜をたのもう」
「最後のデザートはぜったいアレ」
「どうせだったらアノ人と一緒にたべたいな」
理論的には、栄養とエネルギーを摂取すればよいだけの食欲に
ずいぶんと付帯的な欲望がたくさんついてきます。
そう、恋愛も同じなのです。
「あの人に認めてもらいたい」
「あの人にも自分のことを好きになってもらいたい」
「あの人と一緒にこんな時を過ごしたい」
「あの人からこんなことをしてもらいたい」
「あの人にこんなことをしてあげたい」
どうでしょう、さまざまな「欲望」があることがわかります。
それぞれについて、それが達成されるとその分、満足感を得ます。
それが達成されないと、不満が残ります。
不満の原因は「欲望」です。
つまり不満を減らすためには
「より多く達成する」か
「より欲望を減らす」か
しかありません。
「欲望を減らせば、苦しみも減る」
そうなんです。
ただ、それがカンタンにはできないんですよね。
けれど、このことは、他にもいろいろ応用できる公式ですよ。