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経済学で見る恋愛低所得の男性は結婚してない?
その昔(一部では今でも)、イスラムでは一夫多妻が認められていたそうです。
でも、そのために、男性はとてもお金持ちでなくてはいけません。
「お金持ちはたくさん妻をめとり、貧乏な人は結婚できなかった…?」
ということもあったそうです。
それでは、日本はどうなっているのでしょう?
かなり古いデータで恐縮ですが、1995年に国立社会保障・人口問題研究所が
発表した「年収別非婚率」というデータがあります。
つまり、年収をだいたい100万円単位でわけ、それぞれの「結婚してない率」を出したのです。
これを見ると、たとえば年収100万、200万以下の男性の50%以上が結婚していません。
その傾向は年収300万円まで続き、年収300万〜400万になって
やっと、非婚率は30%強になります。
そして、年収が700万を超えると、非婚率は10%強。
つまり、男性は「年収が低いほど結婚していなくて、年収が高いほど結婚している」
というわけです。
同じ統計で、女性を見てみますと、男性とは逆の傾向がうかがえます。
年収200万以下の女性は、非婚率が約5〜約25%程度。
そして、年収200万を超えると非婚率は40%にはねあがり
年収700万では非婚率が約50%に達します。
つまり、女性は「年収が高いほど結婚していなくて、年収が低いほど結婚している」
というわけです。
この傾向、男性としては
「年収がないと結婚できない」
ということでしょうか。
そして女性としては
「年収があれば結婚の必要はない」
ということでしょうか。
男と女とお金の綱引き…
どんどん、お金が強くなっていくのかもしれません。