恋愛救助隊

　自己催眠術の第３ステップ、「シンゾウガシズカ二ウッテイル」
は、上手く体感できたでしょうか。
　ここでやる第4ステップ、「コキュウガラクダ」は、それらに比べると
もっともラクに体得できる感覚だと思います。

　血流量や鼓動などは、胃腸の蠕動運動などと同じで
通常、「意識的」にはコントロールしません（できません）。
もっぱら、「無意識」のコントロールにおまかせの分野です。

　それと比べると「呼吸」は、無意識と意識の境界線にあります。

　息をしないと死んでしまいますから、呼吸はもともと
「無意識」にコントロールされ、寝ているあいだも続いています。
けれど、腹筋などを動かすことで、日常的に意識的なコントロールもしています。

　深呼吸、などもそうですね。
　また、「息を止める」なんてこともできますね。

　ということで、第４ステップは、おそらく簡単に体得できるでしょう。

　
　まず、いつものように、落ち着ける場所で身体をくつろがせ、気持ちも落ち着けます。
そして、第１ステップから順番にイメージしていきます。

「ウデガオモイ…ウデガアタタカイ…シンゾウガシズカ二ウッテイル…
ウデガオモイ…ウデガアタタカイ…シンゾウガシズカ二ウッテイル…
ウデガオモイ…ウデガアタタカイ…シンゾウガシズカ二ウッテイル…
（そのまま続けて）コキュウガラクダ…コキュウガラクダ」

　慣れているあなたなら、すぐに重くあたたかい感触が全身に広がるでしょう。
そして、呼吸が深く、ゆっくりしてくるのも感じられるはずです。

鼻から入った酸素が肺に落ち、血液にとりこまれ、
全身を巡る様子をイメージしてください。

　ここで、ラジオ体操の深呼吸のように「意識的」に力をこめないようにすることです。
あくまでも、「無意識」のうちに、自然に呼吸が深く、ゆっくりしてくるのです。

　また、人によっては、第3ステップまでの過程で
すでに呼吸がラクになっている感覚を得ている場合もあると思います。
そんな方は、そのまま、その体感を深めてください。

　「呼吸をラクにしよう！」
と力んだり、意識過剰になる場合は数をかぞえましょう。
息にあわせ、「い〜ち」「に〜」と心の中で数をかぞえます。
１０までいったらまたイチからです。

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