恋愛救助隊

　自己催眠術の第５ステップです。
今度の呪文は「タイヨウシンケイガアタタカイ」

　身体には交感神経や副交感神経がくまなく走っています。
それらの神経は、身体をつねに「イイ状態」に保つように
いろんな調整をしています。

　さて、その神経がお腹のあたりで入り組みながら集中し
その様子はまるで太陽のコロナのようだというのです。
そこで、この腹部の神経叢（しんけいそう）のことを
「太陽神経叢（たいようしんけいそう）」と呼びます。

お腹にはもともと太陽が宿っている…

いいイメージですよね。

　それでは、まずこの「太陽神経叢」の場所を見つけましょう。
リラックスして椅子に掛け、目はあけたままでオーケーです。
次に、右手をミゾオチとオヘソの真ん中くらいの位置に持ってきます。
手のひらは洋服にあたらない程度、だいたい３センチくらいお腹から浮かせておきます。
準備ができたら目を閉じ、つぎのようにイメージします。

　手のひらから暖かい光線が発せられています。
　その光線が、お腹の底にしみこんでいきます。
　衣類も、下着もぜ〜んぶ通り抜け、お腹の深いところまで光が届きます。

　イメージしながらつぎのようにつぶやいてみましょう。

　「手のひらか出る熱線が、お腹の底までしみとおってゆく」
　「熱は着物も皮膚も通り越し、深く深くしみこんでいく…」

　この暗示を5分ほどつづけると、手のひらをかざした腹部の一箇所に
熱いような、重いような感覚が沸いてきます。
…そこが、あなたの「太陽神経叢」のある場所です。

　ひょっとすると1日では見つけられないかもしれません。
でも、続けていると何日めかにはありかがわかります。

　さて、ありかがわかったところで、いよいよ第5ステップの本番です。

　いつもの自己催眠の姿勢をし、第1ステップから順番に暗示をかけていきます。
「ウデガオモタイ…ウデガアタタカイ…シンゾウガシズカ二ウッテイル
…コキュウガラクダ…」　　　ここまでを2回くりかえします
そのまま第５ステップです。

「タイヨウシンケイガアタタカイ…タイヨウシンケイガアタタカイ…」

だんだんとお腹が温かく、心地よくなります。
充分にそれを感じたら第５ステップは終了です。

　補助的イメージとしては、小さな太陽がお腹に入っている
あるいは「入っていく」ビジュアルを思い描きます。
また、最初は右手の光線を補助的に使うのもよいと思います。

　ところで、腹部にはさまざまな臓器がおさまっています。
胃、腸、肝臓、腎臓、すい臓、女性の場合は子宮もあります。
この第5ステップは、それらの働きをサポートする作用もあります。
内臓の調子が整ったり、腰の冷え性がやわらいだ、
といった報告もあるそうです。

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